東京オートサロン2022に出展した「モデューロXコンセプト」

ホンダは12月1日、2022年内に予定していた「ヴェゼル」のコンプリートカー「ヴェゼル e:HEVモデューロX」の発売を中止したと発表した。半導体不足などの影響でベース車の納期が半年以上と長期化する中で、新しい仕様を追加するのは難しいと判断したという。

ヴェゼルのモデューロXは、今年1月の東京オートサロンでホンダが22年内に発売すると発表していた。ただ、人気車種のヴェゼルは受注が多く、納期の長期化が課題となっている。その中で現行モデルベースのコンプリートカーを設定することは、ベース車両の商品改良計画などにも影響を及ぼすため、延期ではなく中止にしたとみられる。