ホンダは24日、フードデリバリーのドライバー向けに1カ月単位で二輪車を貸し出すサービスを始めたと発表した。まずは東京都23区内がサービス対象で、顧客ニーズや課題を検証した上で、サービス地域の拡大を検討する。

 ホンダ子会社のホンダモビリティソリューションズ(高見聡社長、東京都港区)が、整備済みの二輪車に保険やロードサービスなどを付帯して貸し出す。排気量125cc以下が対象で、車種は「タクト」「ダンク」「PCX」「リード125」「ディオ110」。料金は原付クラス、小型二輪クラスの2分類に走行距離に応じた3つのプランを組み合わせる。月額1万4500円(消費税込み)から利用できる。

 クレジットカードでの支払いに限定し、ローンやリースに必要な手続きや審査を不要にした。車両が自宅に届く前にデリバリーサービスに登録できるよう、予約時にナンバーや自賠責保険の画像データも提供する。