メルセデス・ベンツ日本(MBJ、上野金太郎社長、東京都品川区)は、主力モデル「Cクラス」にスポーツグレード「AMG C43 4マチック」を追加して発売した。パワートレインは排気量2・0㍑の直列4気筒エンジンに、電動ターボチャージャーと初採用の9段自動変速機を組み合わせた。最高出力300㌔㍗、最大トルク500ニュートン㍍を発生する。電動ターボを駆動する電圧48㌾の電気システムは、マイルドハイブリッドシステムとしても機能し、環境性能の向上にもつなげた。

 新モデルには後輪操舵システム「リアアクスルステアリング」など、旋回性能を高める装備を標準搭載した。また、Cクラスとして初となるAMG専用のフロントグリルをはじめとする専用意匠も採用した。

 価格はセダンが1116万円、ステーションワゴンが1146万円(消費税込み)。