トヨタ自動車は、上級ブランド「レクサス」の旗艦セダン「LS」を一部改良し、10月下旬に発売すると発表した。乗り心地や操縦安定性を高めたほか、高度運転支援システム「レクサスチームメイト」の性能を高めた。月間販売目標は300台。

 後部のサスペンションメンバー取り付け部の形状を変更するなどして剛性を高め、走行安定性を引き上げた。高度運転支援システムは、周辺車両の動きに配慮して自車が車両の死角領域に入らないように速度を制御するなど、細かな制御を行うように改めた。車線変更の支援機能が利用できる場面も拡大し、利便性を向上した。

 内装ではタッチパッドやCD/DVDプレーヤーを廃止したことで、コンソール周辺の形状を変更。音楽や道路案内などの選択スイッチを運転席側にアイコン表示することで操作性を高めた。

 旧モデルとの価格差はハイブリッド車で4万円増、ガソリン車で7万円増となる。価格は1078万円(消費税込み)から。