投資計画を発表した米国ホンダのボブ・ネルソン副社長

 ホンダは11日、電気自動車(EV)の本格生産に向けて米国オハイオ州にある既存3工場で総額7億㌦(約1020億円)を投資すると発表した。同時に韓国の電池メーカーであるLGエナジーソリューション(LGES)と合弁で開設予定のEV用バッテリー生産工場の建設地も同州に決めたことも発表した。ホンダはこれらの工場を北米におけるEV生産のハブ拠点として成長させていく方針だ。

 四輪車用のパワートレインを生産するアンナ・エンジン工場でバッテリーケースを製造する。LGESとの合弁のバッテリー生産工場ではバッテリーモジュールを製造し、メアリズビル工場でケースとモジュールを組み合わせ、バッテリーユニットを製造する。

 四輪車を生産するメアリズビル工場とイーストリバティ工場では、2026年から北米で発売するEVプラットフォーム「eアーキテクチャー」を採用したEVを生産する。