横浜ゴムのカート用タイヤ

 横浜ゴムは、2022年12月末でカート用タイヤ事業から撤退すると発表した。同社では、23年度までの中期経営計画で、次世代の成長に向けた事業再編を推進しており、成長が見込めないカート用タイヤの供給を終了することにした。

 同社は01年に国内と海外向けにカート用タイヤ事業に参入し、国際カート委員会公認カートレース向けタイヤからホビー・レンタル・インドアカート向けタイヤまで幅広い製品群を展開している。

 同社の中期経営計画「ヨコハマトランスフォーメーション2023」では、成長に向けて高付加価値商品の販売構成比を引き上げるなど、選択と集中を推進することにしており「さまざまな観点から慎重に検討した結果、カート用タイヤの供給を終了せざるを得ないと判断した」としている。

 同社とカート用タイヤの供給契約を結んでいるレースシリーズ・イベント、納入先には、供給契約期間の満了まで同社のカート用タイヤの供給を継続するとしている。