トヨタ自動車は、既販車に後付けできる車いす収納装置を発売したと発表した。新型「シエンタ」向けとして26日に設定したのを皮切りに11月以降に従来型シエンタや「アクア」「ヤリス」「プリウス」など幅広い車種に設定する。既販車向けの福祉用品を提供し、高齢者や障害者の人に車を使用してもらいやすくする環境をつくる。福祉用品の展開に加え、豊通オールライフと共同で福祉用品のレンタルサービスを10月1日から順次一部地域で開始する。

 ディーラーオプションの既販車向け福祉用品シリーズ「いつでもウェルキャブ」の商品として車いす収納装置を発売した。同装置は35㌔㌘以下の車いすをスイッチ操作でラゲージに積み上げる。使用しない時は容易に取り外すことができるため、ラゲージを有効に活用できる。いつでもウェルキャブは8月23日に旧型「シエンタ」などから開始したシリーズで、第1弾として助手席ターンチルトシートもラインアップしている。

 価格は車いす収納装置、助手席ターンチルトシートともに14万9600円(消費税込み)。