日本自動車タイヤ協会(JATMA、山石昌孝会長)は冬タイヤへの交換シーズンの到来に先駆け、大型車の車輪脱落事故防止を呼び掛けている。同協会はタイヤ販売店や運送事業者、ドライバーに向け、啓発のためのチラシを作成し注意喚起している。

 死亡事故にもつながる恐れのある脱落事故の防止に向け、同協会は適正なタイヤ交換作業の重要性を訴えている。ボルトやナット、ホイールの点検のほか、錆や損傷したナットの交換、潤滑剤の塗布、また交換時の正しいトルクでの締め付けを求めている。

 またチラシには国土交通省が作成した、タイヤ交換時に実施すべき項目を一覧表にした「交換作業管理表」も添付されており、チェックリストとして活用できる。

 同省の統計では、2020年度に発生した大型車の車輪脱落事故は131件で、過去10年間で最多だった。うち65%が11月から翌年2月までの冬季に集中しており、同協会は「交換後のボルトの増し締めや日常点検など、事業者やドライバーも事故防止を意識してほしい」と話す。

 チラシは8万8千部作成し、全国のタイヤ販売店などへ配布される。