ステランティスジャパン(ポンタス・ヘグストロム社長、東京都港区)は15日、「フィアットプロフェッショナル」ブランドの商用バン「デュカト」の導入に当たり、キャンピングカーの架装事業者5社と正規販売代理店契約を締結したと発表した。今月末をめどにディーラーへの車両納入を開始し、架装を経て小売りする。同モデルはキャンピングカーのベース車両として人気が高く、並行輸入車も多かった。正規販売とすることで、成長が見込めるRV市場で販売拡大を狙う。

 同社は2月にデュカトの国内導入を発表。架装やアフターサービスなど、乗用車とは異なる知見や設備が求められることから、販売に当たって独自のディーラー網を新たに立ち上げるとしていた。

 同日実施した発表会でヘグストロム社長は、正規販売網の構築により「保証やアフターパーツの供給も万全のものとなる」と期待を示した。

 正規販売店は次の通り。

 ▽ホワイトハウス(木村文夫社長、名古屋市名東区)▽アールブイランド(阿部和英代表取締役、茨城県常総市)▽岡モータース(岡宏治代表取締役、香川県高松市)▽トイファクトリー(藤井昭文代表取締役、岐阜県可児市)▽ナッツ(荒木賢治社長、福岡県遠賀町)