スズキは28日、インドのデリーにR&Dセンターを設立したと発表した。スズキがインド・グジャラート州で開いたスズキのインド事業40周年記念式典で発表した。日本とインドの開発部門の効率的な連携につなげ、現地の優秀な人材を活用した技術開発を行う。現地の大学やスタートアップ企業との関係を構築し、研究者との交流も強化しながら多様な人材が活躍できる環境を整えていく。

 スズキは100%出資して新会社の「スズキR&Dセンター・インディア」(SRDI)を設立した。同社が100%出資して設立する海外のR&Dセンターは今回が初めてとなった。

 式典の中で鈴木俊宏社長は「新領域における技術開発を通じて、インド市場のみならずグローバルでの競争力と研究開発力を強化していく」と述べた。