中央自動車工業は、高品質のアルコール検知器「ソシアック」シリーズを2002年から販売してきた。用途に応じた幅広いラインアップを揃え、信頼性の高さと使いやすさに高い評価を得てきた。これまでに自動車関連団体をはじめ官公庁、地方自治体や一般企業など3万を超える採用実績がある。警察の飲酒検問(第一次検査用)にも採用されており、ソシアックをベースにした飲酒検問用のアルコール検知器が100以上の警察署で採用されている。

 同社ではこのソシアックシリーズに加え、ブルートゥースに対応し電気化学式センサーを搭載する高機能・小型アルコール検知器として「NEO BLUE(ネオブルー)」を発売した。法制度が変わり、1事業所で5台以上を保有する企業の白ナンバー運転者への飲酒チェックが必要になることから、ソシアックのノウハウを凝縮した製品として発売することにした。

 多くの企業で要望が多かったアルコールチェックの結果をクラウドサービスなどで管理したいとの声を受け、ブルートゥースを搭載してさまざまなシステムとの連動を可能とした。電源を入れるだけでブルートゥース機能が起動し、提携するクラウドサービスに簡単に接続できる。

 電気化学式センサーを搭載しており、アルコール以外の成分に影響を受けにくい反応精度を発揮。ソシアックで培ったノウハウを基に、徹底した品質管理によるセンサー寿命の長期化(1年6カ月または1万回)を実現している。またセンサーに関しても、別売のユニットを入れ替えるだけで、簡単に交換できる。

 製品の信頼性では、ソシアックシリーズ全機種、およびネオブルーについても、アルコール検知器協議会の検定制度(試験機関=第三者機関の化学物質評価研究機構・CERI)で認定合格証を取得している。