コロナ禍でも国内損害保険会社の好業績を支えてきた自動車保険の稼ぐ力に、足踏みする動きが出始めている。大手損保グループ3社の2022年4~6月期の連結決算をみると、正味収入保険料に占める支払い保険金などの割合を示す損害率が上昇。各社の減益要因となった。前期までは自然災害の多発などによる火災保険の収支の落ち込みを、自動車保険がカバーすることで増益につ…