図-1 自動車市場の変遷

日本の自動車産業は国の基幹産業として戦後発展してきた。しかし、1991年に始まったとされているバブル崩壊以降、自動車販売は落ち込みを続けている(図-1)。その間、時代も変遷し、それに伴いユーザーの価値観も変化した。バブル崩壊以前は、スーパーカーを頂点として2人乗り+α程度の贅沢なパッケージングからくる「スマートなカッコよさ」と「速さ」を持ったクー…