コンチネンタルタイヤ・ジャパン(ニコラオス・キリアゾプロス社長、東京都品川区)は19日、市販用タイヤの出荷価格を11月に3~10%値上げすると発表した。4月に値上げをしていたが、今年で2回目の価格改定となる。原材料価格が高水準で推移しているほか、生産や物流にかかわるエネルギーコストも上昇していることが響いた。

 値上げの対象は国内市販用タイヤの全商品。同社では今春の価格見直し以降もコスト削減に取り組んでいたが、企業努力だけでは吸収できないと判断した。