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 国土交通省は16日、自動車整備事業者などを対象にスキャンツール(外部故障診断装置)の導入支援を行うと発表した。自動車整備技術の高度化を図る狙いで、新たにスキャンツールを購入する場合、1事業場当たり最大で15万円を補助する。9月1~9日まで申請を受け付ける。補助申請の合計額が予算額を超過する場合、公開抽選を行う。

 同事業は「AI・IoTなどを活用したさらなる輸送効率化推進事業費補助金」を活用する。補助対象事業者は(1)自動車特定整備事業者(2)優良自動車整備事業者(3)自動車関連施設で点検などを行う者で、22年度中に電子制御装置を含む特定整備の認証を申請する者―とする。いずれの場合も、昨年度中に同事業の補助を受けた事業者は除く。

 一定の要件を満たすスキャンツールを新たに購入する場合の経費の一部を補助する。補助率は3分の1以内とする。交付決定前に購入した機器は補助の対象外。補助対象事業者は20台以上の車両にスキャンツールを使って診断データなどの報告が求められる。

 補助対象機器や申請に関する問い合わせ先は、補助事務執行団体であるパシフィックコンサルタンツのホームページ(https://www.pacific-hojo.jp/)または電話050-3154-0507まで。公開抽選を実施する場合は、抽選日と抽選会場を同ホームページで公表する。