河西工業は、米国ミシシッピ州マディソン工場を譲渡した上でリースバック方式で「当面は生産を続ける」(半谷勝二取締役専務役員)。譲渡額は非公表。譲渡予定価格から帳簿価格と諸費用を控除した差額は約11億円の差益が生じるという。

 マディソン工場は、日産自動車向けに内装部品を主に生産する米国子会社のカサイ・ノース・アメリカの工場の1つ。今年2月に公表した中期経営計画を見直した「アスリート・カサイ24+」では固定費を削減するため、マディソン工場を閉鎖し、テネシー州にあるマンチェスター工場に集約する予定だった。

 今回、売却契約を結んだが当面、リースバックによって工場の操業を続けることにした。現在のところ、マンチェスター工場に生産機能を移管して閉鎖する予定は変えていない。日産の新型車立ち上げによる受注増など「ポジティブな環境変化があれば(閉鎖計画を)再検討する可能性もある」(半谷専務役員)としている。