電池の人権リスク回避が急務になる

経済産業省は、電動車用の電池における人権侵害などリスクの把握に乗り出す。電池メーカーに対し、自社で調達している鉱物資源の採掘状況を調査させる試行事業を始める。車載用電池の材料であるコバルトは生産の7割近くをコンゴ民主共和国に依存しており、現地での児童の労働力搾取などが問題になっている。電気自動車(EV)の本格普及を見据え、電池サプライチェーン(供…