オートアフターマーケット連絡協議会(藤野利浩代表理事=BSサミット事業協同組合副理事長)は27日、自動車関連事業者が投票する「クルマ屋さんが選ぶ〝いいクルマアワード2022〟」を発表した。大賞は、トヨタ「プリウス」が5年連続で獲得。特別賞は、スズキ「ジムニー」が受賞した。

 総投票数で834票を得た大賞のプリウスは投票理由の中で、「価格の割に良いクルマ」と「トラブルの少ないクルマ」で1位となった。また、「リセールバリューの高いクルマ」でも3位に入賞した。5年連続でプリウスが大賞に選ばれたことについて、同協議会では「トラブルの少ないクルマとしての評価が例年高いことから伺える安定した品質が、クルマに携わる人にとっても安心できるクルマになったのでは」とみている。

 特別賞のジムニーは、「カスタマイズしたいクルマ」で圧倒的な支持を集めた。アフターパーツが充実しているなど趣味性が高く、先進運転支援システム(ADAS)の装備により、通常使用する車としても高い評価を集めた。また、「リセールバリューの高いクルマ」でも6位に入るなど、根強い市場での人気が受賞につながったようだ。

 同アワードは、業界の活性化を目的に17年から実施、今回で6回目を数える。同協議会が主催し、整備、板金塗装(BP)、用品や部品販売、車両販売、ロードサービス、ガソリンスタンドなどの従事者がプロの視点で投票する。今回は、2月10日から3月11日までの約1カ月間のウェブアンケートに基づき、結果を決めた。