曙ブレーキ工業は、フォルクスワーゲン(VW)グループのセアトの「クプラ・フォーメンターVZ5」にフロント6ポットディスクブレーキキャリパーが採用されたと発表した。クプラに採用されたのは今回が初めて。

 クプラに採用されたディスクブレーキキャリパーは、曙ブレーキがモータースポーツ用ブレーキ開発で培った技術を応用して開発した。ピストン径の最適な組み合わせによって摩擦材の摩耗や熱伝達の均一化を図った。

 対向ピストン型のため、高い放熱性を実現するという。キャリパーサイズの最適化を図り、ブレーキ制動時の安定性向上や、軽量化や耐久性も向上したとしている。