トヨタ自動車は21日、レクサスブランドのセダン「IS」に排気量5.0リットルV型8気筒エンジンを搭載した「IS500」を設定し国内に導入すると発表した。エンジンの最高出力は354キロワット(481馬力)、最大トルクは535ニュートンメートルを発揮する高性能モデル。限定特別仕様車の申し込みを8月25日から受け付ける。通常モデルは今冬以降販売する。

 ISは2020年11月に大幅改良し、走りや外装デザインを大幅に向上させた。新たに追加したIS500は、高性能スポーツクーペ「RCF」と同じ高出力エンジンを搭載する。

 V型8気筒エンジンの魅力を引き出すために、テストコースを備えた「トヨタテクニカルセンター下山」(愛知県豊田市)で徹底的に走り込み、足回りのチューニングを施した。ブレーキも大径ブレーキローターを採用し制動力を向上させている。

 外観デザインも大排気量エンジンを感じさせるエンジンフード造形を採用し、マフラーは4連エキゾーストで力強さを表現する。

 特別仕様車「Fスポーツパフォーマンスファーストエディション」は500台限定。価格はいずれも現時点で未定。