UDトラックスは21日、大型トラック「クオン」の2022年型モデルを発表した。ECOモードを3段階にしたほか、低負荷のエンジンオイルとタイヤの採用などで燃費・環境性能を向上した。トラフィックアイクルーズ(車間距離制御装置)の機能向上も図った。
排気量11㍑「GH11」エンジンモデルに「ECO+モード」を追加し、燃費向上を図った。エンジンをかけた状態では「ECO+」に設定されているが、走行中、必要に応じて「ECO+」「ECO」「ECOオフ」を選択できる。
低粘度のエンジンオイルを採用し、耐酸化性能を高めたほか、長寿命化も実現した。低転がり抵抗係数タイヤを採用した。
電子制御式オートマチックトランスミッション「エスコット・シックス」搭載車では、トラフィックアイクルーズの機能を向上した。従来は前方車の減速に合わせて自車の車速が時速15㌔㍍未満になると自動的に機能が解除されたが、22年型モデルでは減速後に完全に停車しても機能が継続する。