日産自動車は19日、SUV「キックス」を一部改良して発売した。シリーズハイブリッドシステム「eパワー」を第2世代に切り替えるとともに、電動四輪駆動(4WD)システム「eパワー4WD」のモデルを追加した。「X」グレードは従来に比べ3万8500円の価格上昇となる。

 第2世代eパワーの搭載で、力強い加速を実現したほか、静粛性も引き上げた。アクセル操作だけで加減速をコントロールできる「eペダルステップ」の操作性も高めた。二輪駆動(2WD)モデルの燃費は23.0㌔㍍/㍑(WLTCモード)と約6.4%向上した。

 安全装備ではコンパクトSUV初の「インテリジェントFCW(前方衝突予測警報)」を全グレードに標準装備した。また、深いブラウンを基調とした内装を採用した新グレード「スタイルエディション」を設定した。

 価格は2WDが279万8400円から、4WDが306万1300円(消費税込み)から。