ホンダは14日、今秋に発売する新型SUV「ZR―V」の車両情報を特設サイトで発表した。ハイブリッド車(HV)には、新型「シビック」のHVに搭載した新開発の排気量2.0㍑直噴エンジンを採用するとともに、四輪駆動仕様も設定する。9月に予約受付を開始する予定。

 ZR―Vは、「CR―V」と「ヴェゼル」の間に位置するサイズの新型SUV。日本仕様のサイズは公表していないが、米国仕様のサイズは全長4567㍉㍍、全幅1839㍉㍍、全高1610㍉㍍で、CR―Vと比べると全長38㍉㍍、全幅16㍉㍍、全高70㍉㍍小さい。CR―Vは車両サイズが大きいことなどで日本では伸び悩んだが、ZR―Vはサイズが一回り小さくなるだけに国内での量販も見込めそうだ。

 パワートレインはHVに加え、排気量1.5㍑ターボエンジンのガソリンモデルも設定。内外装は「グラマラス&エレガント」をキーワードに都会的で上質なデザインに仕上げたという。これまで特設サイトでは海外仕様のデザインを公開していたが、14日に国内専用色を採用するなどした日本仕様を公開した。

 9月の予約開始を前に先行展示会も開催する。8月13日~14日に梅田駅阪急ビッグマン前広場(大阪市北区)で開催するのを皮切りに全国3カ所で実施する。