日産自動車は7日、「キャラバン」のガソリン車を一部仕様変更して発売した。エンジンの回転数制御を最適化するとともに、自動変速機のトルクコンバーターのロックアップ領域を拡大することで燃費を向上した。燃費は排気量2・0㍑エンジンが8・5㌔㍍/㍑、同2・5㍑エンジンが8・4㌔㍍/㍑(二輪駆動、WLTCモード)となり、いずれも従来型に比べ0・2㌔㍍/㍑改善した。

 キャラバンのガソリン車は2021年10月にマイナーチェンジを実施したばかりだが、貨物車の平均燃費基準方式の規制に対応するため、仕様変更で省燃費化を図ったという。

 また、上級グレードにオーディオやハンズフリーフォンコントロール用のステアリングスイッチを追加するなど利便性も高めた。従来型に比べて上級グレード「GX」で1万9800円、GX以外のグレードは1万4300円、価格を引き上げた。

 価格は242万6600円(消費税込み)から。