スズキは30日、新型コンパクトSUV「ブレッツァ」をインドで発売したと発表した。2016年に発売した都市型SUV「ビターラブレッツァ」を全面改良したモデルで全方位モニターやヘッドアップディスプレーなどの安全装備やコネクテッドサービス「スズキコネクト」を採用した。8月には、スズキが開発してトヨタ自動車のインド工場で生産する新型SUVも投入し、インドでも成長しているSUV市場のシェア向上を図る。

 全面改良では内外装のデザインや加飾を変更するとともに先進装備を採用。排気量1.5リットルのガソリンエンジンに排気側の可変バルブ機構を追加するとともにデュアルジェット化し、燃費を向上した。後席用のエアコン吹き出し口やUSB電源ソケットなどの快適装備も採用した。

 価格は79万9千~139万6千ルピー(約137万~239万円)。事前予約を開始した6月20日から30日までに約4万5千台の受注を獲得したという。