マツダは30日、コネクテッドサービスの新プランを発表した。安全系を中心とする主要機能の無料期間を従来の3年から10年に延長するとともに、エンターテインメント系の機能を「コンフォートプラン」として月額220円(消費税込み)で提供する。無料期間の延長で安全や安心につながるサービスの利用を促し、顧客満足を向上する。「CX―60」で開始するリモコンエンジンスタートなどの新しいコネクテッドサービスの料金も発表した。

 2019年に「マツダ3」で提供を開始したコネクテッドサービスの無料期間が9月以降に終了を迎えるのを前に、新プランを発表した。初度登録から10年間無料になるのは、エマージェンシーコールやオペレーターサポート、整備情報の確認機能、バッテリーケア、バーグラアラーム機能といった安全系の機能とソフトウエアアップデートやリコール通知といった基本機能。無料期間は対象車種を購入済みのユーザーも適用され、初度登録から10年以内であれば中古車も対象となる。

 一方、スマートフォンと連携した目的地送信機能や駐車位置・燃料残量・走行距離の確認機能、ハザードランプの消灯やドアロックの遠隔操作機能、電気自動車用のリモートエアコン機能などはコンフォートプランとして月額220円で提供する。このほかCX―60で開始する警備員の派遣機能など「見守りプラン」は月額330円、リモートエンジンスタート機能は月額220円(いずれも消費税込み)で提供する。