高耐熱リチウムイオンキャパシタ

 ジェイテクトは、同社の高耐熱リチウムイオンキャパシタと補助電源システムを搭載したロボデックス(貝應大介社長、横浜市旭区)開発の水素燃料電池ドローンが試験飛行に成功したと発表した。補助電源システムは大型車向け電動パワーステアリング(EPS)の電源システムをドローン向けに改造したもの。

 ジェイテクトの高耐熱リチウムイオンキャパシタは、充放電のスピードが早く出力密度も高い。キャパシタと充放電コントローラは12㌾系電源を搭載する大型車のEPS向けに、キャパシタから6㌾を付加して18㌾とすることで大型車に必要な操舵アシスト力を確保するのに活用されている。

 燃料電池ドローン向けに改造した補助電源システムは、電源電圧を48㌾から最大65㌾、最大電力出力を2400㍗から3250㍗にそれぞれ引き上げた。

 ジェイテクトは今後も非自動車分野でのキャパシタの活用を推進していく方針だ。