日本自動車輸入組合(JAIA、クリスチャン・ヴィードマン理事長)が6日発表した5月の外国メーカー車新規登録台数は、前年同月比14・7%減の1万7285台だった。前年割れは9カ月連続で、マイナス幅も前月から10・8㌽拡大した。

 登録車全体に占める外国メーカー車のシェアは10・7%で、5月としては統計開始以来最高だった。外国メーカー車のブランド別ではメルセデス・ベンツが同11・7%減の3822台で首位となった。2位はフォルクスワーゲン(VW)で同4・7%減の2481台、3位はBMWで同24・9%減の1958台と、上位勢の落ち込みが響いた。ポルシェ、フェラーリ、ベントレー、スカニアの4ブランドが5月としての最多台数を更新した。

 外国メーカー乗用車の価格帯別では1千万円以上が同1・0%増の1957台で2カ月ぶりのプラスに転換。一方、400万円以上1千万円未満は同7・2%減の8621台で2カ月ぶりのマイナス、400万円未満は同23・7%減の5428台で10カ月連続のマイナスだった。

 輸入車全体では同14・5%減の2万2227台で9カ月連続のマイナスとなった。国内メーカーの海外生産車は同13・6%減の4942台だった。