商用電気自動車(EV)を手掛けるHWエレクトロ(ショウ・ウェイチェン社長、東京都江東区)は、7月をめどに協力整備工場のネットワークを全国展開する。日本自動車車体補修協会(JARWA、吉野一代表理事)やヤマダデンキ(上野善紀社長、群馬県高崎市)と組むなどし、販売した商用EVを47都道府県で整備できる体制を整える。HWエレクトロでは7月に軽EVの納車を開始するなど、年内に2千台の販売を計画している。アフターサービス体制を全国で充実させることにより、さらなる販売拡大にもつなげていく狙いだ。

 同社はJARWAとヤマダデンキが展開する「ヤマダ車検」の提携整備工場ネットワークを中心に、協力整備工場への参画を募る。業界団体や知名度が高い企業と組むことで、商用EVのターゲットとなる運送事業者などへの信頼を醸成する。まずは7月の軽EV投入に向け、ヤマダ車検の提携工場を活用しながら全国にサービス体制を敷く。また、並行してHWエレクトロに資本参加しているオートバックスセブンとの連携も進めていく考えだ。

 新たに加わる協力整備工場には、HWエレクトロが納車前整備などを行う千葉県の拠点で1日かけて研修を実施する計画。独自の整備マニュアルの制作も進めており、整備品質の均一化も図る。車販の拡大にはサービス体制の構築が必須となるため、拠点数と品質の充実で競合する新興のEVメーカーとの差別化を図る。

 同社はEVのファブレスメーカーで、米セントロ社の車両を日本仕様に改良した「エレモシリーズ」を手掛けている。航続距離が異なる「エレモ120」と「エレモ200」、リアオーバーハングを詰めた軽「エレモK」3車種をラインアップしている。