欧州自動車工業会(ACEA)が18日に発表した主要18カ国の4月の新車販売台数(乗用車)は、前年同月比21・0%減の74万533台だった。新型コロナウイルスの感染拡大の影響で落ち込んだ2020年4月実績(同79・8%減の24万5483台)に次ぐ低水準となった。半導体不足やウクライナ情勢などから起因するサプライチェーン(供給網)の混乱が続いている格好だ。

 ドイツは同21・5%減の18万264台だった。英国は同15・8%減の11万9167台、フランスは同22・6%減の10万8724台、イタリアは同33・0%減の9万7339台、スペインが同12・1%減の6万9111台と続いた。

 また、自動車メーカー別では、フォルクスワーゲン(VW)グループが同27・7%減の17万7296台でシェアトップ(23・9%)だった。日本の自動車メーカーは、トヨタ自動車が同8・6%減の4万7184台、日産自動車が同1・2%増の1万7973台となった。

 18カ国の1~4月の累計新車販売台数は、同13・7%減の321万9858台だった。