住友ゴム工業は18日、タイヤパンク応急修理キット「IMS(インスタントモビリティシステム)」を発売した。「タイヤセレクト」などの直営店に加え、「ダンロップ」タイヤ取扱店などで一般のユーザーに提供していく。車両の軽量化のため、スペアタイヤを搭載しない代わりに、応急修理キットを搭載するモデルが増えている。使用期限が切れたキットの交換需要を取り込んでいく計画。また、同社はIMSが省資源や省エネルギーにつながるとみており、さらなる普及に取り組んでいく考えだ。
同キットは、タイヤに釘などが刺さるなど軽度のパンクを応急的に修理し、最寄りの整備工場などへの移動を可能にするもの。付属のコンプレッサーを使用し、修理剤をタイヤ内に注入して使用する。既に自動車メーカーへの納入は広がっており、グローバルで7500万セットの実績があるという。アフター向けはこれまで、補修部品などの販路に限られていたが、今回、間口が大きく広がることになる。
新製品は大型車向けと小型車向けの2種類をラインアップしており、価格はオープン。