スズキ子会社のマルチ・スズキは13日、インドのハリヤナ州に新工場を建設すると発表した。1100億ルピー(1830億円)を投じて年間生産能力25万台の工場を新設し、25年内に稼働を開始する。

 インド北部のハリヤナ州ソニパットに800エーカー(約323万平方メートル)の用地を取得した。スズキは同州のグルガオンとグジャラート州に工場を持っており、21年4月にはグジャラート第3工場の稼働も始めた。主力のインドを中心に生産体制を増強し、2026年3月期までに世界販売を現在の270万台から370万台に引き上げる中期経営計画の達成を目指す。