20年以上、乗用車向けでリビルトの技術を培ってきたながおテクノは大型車向けでも達成した製品の品質の高さや低コストの訴求を図る。ディーゼルエンジン(DE)車で採用が進む尿素系や触媒系のリビルト(再生)部品、バッテリーを中心に展示する。

 触媒系のリビルト製造では、純正部品を徹底的に研究し、触媒に含まれる貴金属(パラジウム)の分析・測定まで厳しい検査を経ることで、高い浄化力や耐久力の達成につなげている。一昨年に製造を開始した尿素ポンプモジュールや尿素インジェクターといった尿素SCR(選択的触媒還元)システムなど、DE車の排ガス浄化技術の主流となっている製品も披露する。同製品はトラックメーカーからも高評価を受け、製品の採用は増加している。

 さらに、ハイブリッド車用や電気自動車用の電池のリビルト部品は新品の約80%のセルを再利用している。同社工場では車載電池用の試験装置を設置しており、セルごとの出力電圧などの能力の測定が可能だ。充放電、休憩の1サイクルを5サイクル続けるなど厳しい検査に合格した製品のみを出荷する。バッテリーの容量は新品に比べて約95%となっており、高品質を確保している。セルを使用できない場合は新品セルを補充してリビルトする。製品保証期間は1年としている。

 今年4月に創業20周年を迎えた同社は5月1日から1カ月間、整備事業者らを対象にしたキャンペーンを実施しており、製品を注文に伴いプレゼントを進呈する。