eキャンター
三菱ふそうトラック・バスは、「ドライビング・ザ・フューチャー・トゥギャザー」をテーマに物流事業者をサポートする車両とサービスを紹介する。環境問題や人材不足といった物流業界が抱える課題の解消を目指す。
展示する車両は小型トラック「キャンター」、電気小型トラック「eキャンター」、大型トラック「スーパーグレート」の3台だ。eキャンターは同社が2017年に発売した電気自動車(EV)。現在までに幅広い業種に導入が広がっており、現在、国内で110台以上が稼働する。一方、スーパーグレートは自動運転レベル2のシステムを搭載するトラック。長距離輸送時のドライバーの安全や疲労軽減を技術で支援する。
サービス領域では物流事業者を支援する2つの技術やシステムを紹介する。「トラックコネクト」は稼働中のトラックの情報をリアルタイムに顧客のパソコンで確認できるサービス。現在位置や稼働経路、故障時のトラブルとともに、ドライバーの安全運転の状況も把握できる。また、同社が販売する米ソフトウエア開発企業システム「ワイズ・システムズ」は、人工知能(AI)技術を活用し、ルートを最適化することで、ドライバー不足や二酸化炭素(CO2)の排出量削減効果が見込めるサービスだ。
5月13日には同社の安藤寛信副社長が「EVトラックの市場導入とカーボンニュートラル輸送の展望」について、12日には慶応義塾大学大学院メディアデザイン研究科教授の岸博幸氏が「カーボンニュートラル:私たちにできること」について講演する。