日産自動車は21日、「リーフ」の価格を今夏改定すると発表した。車内外の質感や機能性を向上する一方、バッテリー容量が異なるグレードのセルを共通化し、最大20万円近く価格を下げる。購入しやすい価格に改定し、電気自動車(EV)の普及につなげる。

 価格改定に合わせ、従来の最廉価グレードであった「S」と特別仕様車の「アーバンクロム」は廃止する。40㌔㍗時のバッテリーを搭載する標準モデルは11万6千円、62㌔㍗時のバッテリーを搭載する「e+」は19万2500円値下げする。従来は標準モデルとe+で異なるセルを使用していたという。

 価格改定と合わせて、イルミネーション付きブランドエンブレムを採用し、フロントグリルやアルミホイールの意匠も変更する。機能面ではインテリジェントルームミラーの解像度を高める。