欧州自動車工業会(ACEA)が発表した主要18カ国の3月の新車販売台数(乗用車)は前年同月比19・6%減の102万3217台だった。世界的な半導体不足に加え、ロシアによるウクライナ侵攻でサプライチェーンの混乱が広がり、減少幅は2月の5・3%から大幅に拡大した。

 最大市場のドイツでは17・5%減の24万1330台に減少。英国は同14・3%減の24万3479台、フランスは同19・5%減の14万7078台、イタリアは同29・7%減の11万9497台といずれも減少した。

 一方、自動車メーカー別では、トップのフォルクスワーゲンが同25・2%減の22万9528台、2位のステランティスが同30・2%減の19万3479台といずれも大幅に減少。日本のメーカーはトヨタ自動車が同12・6%減の6万1154台、日産自動車が同31・1%減の2万5593台だった。

 18カ国の1~3月の累計新車販売台数は同11・2%減の247万9444台だった。