ホンダは、鈴鹿製作所(三重県鈴鹿市)の4月の稼働率を2月時点の計画比で5割減に生産調整する見通しを明らかにした。半導体不足や中国・上海市のロックダウン(都市封鎖)などで部品供給や物流に遅延が生じているため、4月7日時点の計画比3割減から減産規模を拡大する。

鈴鹿製作所の生産車種でも、特に影響が大きい「ヴェゼル」の納期は同月18日時点でガソリン車が3カ月程度、ハイブリッド車が半年以上となっている。5月上旬の稼働率は当初計画から5割減を見込む。

また、埼玉製作所(埼玉県寄居町)の4月の稼働率は計画比で3割減の見通し。4月7日時点の計画比1割減から減産規模を拡大する。一方、5月上旬の計画では通常稼働を見込んでいる。