ブリヂストンは19日、ロシア・ウクライナ情勢など、経営を取り巻く環境が急速に変化しているのに対応するため、グローバル経営体制を強化すると発表した。5月1日付けで、石橋秀一グローバルCEO(最高経営責任者)の下に新たに「ジョイントグローバルCOO(最高執行責任者)」を新設、ナンバー2を2人配置する。フレキシブルで迅速な経営判断ができる経営体制にするとしている。

 同社の経営体制は石橋グローバルCEOの下に東正浩グローバルCOO1人を配置していた。5月1日付けで、東氏とパオロ・フェラーリ執行役副社長の2人がジョイントグローバルCOOとなる。

 東氏が日本のタイヤ事業、化工品/多角化事業、グローバルでの鉱山用・航空機用タイヤ事業、サステナビリティ戦略の責任者に加え、新たにアジア太平洋地域事業を担当する。フェラーリ氏はソリューション事業の責任者に加え、新たに欧州事業の責任者となる。

 同社の石橋グローバルCEOは「攻めと挑戦、実行と結果にこだわる事業オペレーション責任者をグローバルで2人配置する」とコメントしている。