ホンダの吉野浩行元社長が4月1日午前6時40分に逝去した。82歳だった。死因は非公表。葬儀はすでに近親者のみで執り行っており、「お別れの会」を後日実施する予定。

吉野氏は1998年にホンダの社長に就任。海外事業の成長のためにグローバルでの柔軟に車両を供給できる生産体制の構築を推進したほか、次世代自動車の開発では燃料電池の実用化に注力し、2002年には「FCX」の日米同時納車を実現した。人型ロボットに対する思いも強く、00年には初代「アシモ」の発表にこぎつけた。福井県出身。