豊田合成は6日、中国・広東省にエアバッグとハンドルを製造する工場を新設すると発表した。投資額は約84億円。中国子会社の豊田合成(佛山)汽車部品の分工場として2023年夏頃に稼働する予定。中国の安全規制強化に伴って需要拡大が見込まれるエアバッグの現地生産能力を増強する。生産能力は非公表。
新工場の敷地面積は5万4千平方㍍、建屋が4万3千平方㍍で、稼働開始時の従業員数は約280人を予定している。「スマート工場」としてIoT(モノのインターネット)やAI(人工知能)を活用し、各生産工程をリアルタイムで管理する。再生可能エネルギーも活用する。
豊田合成は中国で佛山のほか、天津、張家港でセーフティシステムの生産拠点を展開しており、新工場は4拠点目となる。