トヨタ自動車は6日、富士スピードウェイ(静岡県小山町)周辺の開発計画を発表した。サーキットに隣接するホテルやミュージアム、レーシングチームガレージ、レストランや温浴施設などによるモータースポーツを軸とした複合施設「富士モータースポーツフォレスト」を開発する。今秋にホテルとミュージアムを開業し、2023年以降に順次各施設を開業していく。
同日開催した記者会見でガズーレーシングカンパニープレジデントの佐藤恒治執行役員は「富士スピードウェイは『ウーブンシティ』にも近く、まだまだ大きな可能性を秘めている。モータースポーツを起点とした街づくりを目指す」と述べた。
デベロッパーとして開発を担当するトヨタグループの東和不動産は、富士スピードウェイ隣接地に「富士スピードウェイホテル」と「富士モータースポーツミュージアム」を今秋に開設する。また、近隣にはレーシングチームが集まるガレージをはじめレストランや温浴施設を有するエリア開発し、ホテルとミュージアムを合わせてモータースポーツやモビリティの魅力を発信する複合拠点とする。