ヤマハ発動機は24日、二輪車用ステアリングサポートシステム「エレクトリックパワーステアリング(EPS)」を開発したと発表した。四輪車のパワーステアリングとは異なるセンシング技術を用いたシステムで、トルクの検出には電動アシスト自転車で実績がある磁歪式トルクセンサーを採用した。主に高速走行時に機能するステアダンパーと主に低速走行時に機能するステアアシストの2つの機能により、二輪車の安定性に寄与し、軽快性の向上やライダーの疲労軽減などに貢献する。さまざまな二輪車製品への展開・装備を見据え、小型・軽量のアクチュエーターを開発した。

 「2022年全日本モトクロス選手権シリーズ」にEPSを搭載した「YZ450FM」と「YZ250F」を投入し、研究・開発を加速する。