トヨタ自動車は3月22日、仕入れ先が被災した影響によって稼働を停止している国内工場の停止期間を一部で25日まで延長すると発表した。24、25日の2日間、国内全14工場28ライン中、6工場8ラインの稼働を止める。同期間の減産影響台数は1万台としている。
16日深夜、宮城・福島沖で発生した地震で仕入れ先が被災し、部品供給に滞りが生じて国内生産に影響が及んでいる。21~23日の3日間、11工場18ラインの稼働を止め、減産影響は2万台としていた。今回、「ハリアー」などを生産する高岡工場第2ライン(愛知県豊田市)などで稼働停止期間を延長、レクサス「RX」などを生産するトヨタ自動車九州宮田工場第2ライン(福岡県宮若市)を新たに止める。
今回の停止により仕入れ先の被災による減産影響は計3万台となる。半導体などの部品供給不足や仕入れ先のサイバー攻撃と合わせるとと、3月の国内生産は6万台の減産影響を見込む。