三菱自動車は14日、インドネシアでモビリティサービス大手のゴジェックなど現地企業4社と軽商用電気自動車(EV)の実証実験を実施すると発表した。「ミニキャブ・ミーブ」を輸送業務に活用してもらい、走行距離や充電記録、配送ルートなどのデータを収集する。半年間をめどにデータを蓄積し、EVの普及に向けた環境整備につなげる。

 実証実験を実施するのは、ゴジェック、国営郵便会社のポス・インドネシア、送配電事業を手がけるハレヨラ・パワー、独物流大手のDHLの現地法人の計4社。ゴジェックとは半年以上、他の3社とは半年間にわたって実証実験を実施する。三菱自はインドネシアのほか、タイでも日立物流と共同で同車両の走行実証実験を実施している。