走行エリア
実証車両デザイン

 いすゞ自動車と西日本鉄道、三菱商事、福岡国際空港の4社は、大型自動運転バスの共同実証実験を8日から開始したと発表した。福岡空港の国内線と国際線の旅客ターミナルビル間の連絡バス走行道路内の閉鎖空間で行う。自動運転「レベル2」(部分運転自動化)の実証実験から始め、将来的に「レベル4」(高度運転自動化)の実現を目指す。実証実験は国内線・国際線連絡バス走行道路の約1.4キロメートルの区間で、4月8日まで実施する。

 いすゞの大型自動運転バス「エルガ 2RG―LV290Q3」1台を使用する。車両上部の前後左右に搭載した計8台のLiDAR(ライダー、レーザースキャナー)と3次元地図により自車位置を推定し、自動走行する。運行は1日8往復で、時間帯は午前6時から午後9時。

 大型自動運転バスの技術評価・改善や安全性・利便性に関する知見の獲得、運用やサービスの課題点の検証などを行う。自動運転技術を高めながら将来的な社会実装を検討する。