タイヤ空気圧モニタリングシステム(TPMS)のAirSafe(乗用車用)とAirBallTB(トラック・バス用)を販売するファイブゲート(小笠原孝嗣社長、埼玉県志木市)。今年1月にTPMS事業をバスクより譲受し、TPMSのさらなる普及に力を入れる。

昨年4月に発売したトラック・バス用のエアボールTBは、ボール型のセンサーを採用した。従来の設置型センサーと異なり、タイヤ内部に投げ込むだけで設置が完了するため、取り付け作業時間は、従来比べ大幅に時間を短縮することができる。また、センサーボールは長期間のテストを行い、耐久性も確認されている。4~22輪まで対応し、ブルートゥース2.4GHzで各輪を監視し、異常があれば即時にアラームで警告を発するので、重大事故など大きなトラブルを未然に防ぐ手助けとなる。導入した事業者からも「正確な空気圧や温度をTFTモニタ―で確認でき、安全な運行につながっている」との評価を得ている。また、コロナ禍で人気の高い大型キャンピングカーを所有する個人向けにも薦められる製品となっている。

 また、乗用車向けのエアセーフは、アルミホイール向けクランプインタイプと、スチール・アルミホイール向けスナップインタイプの2種類が発売され、着実に装着車数を増やしている。空気圧の測定域も高圧の900kPaまで対応している。

空気圧の低下した状態のクルマでの走行は、重大事故を引き起こす可能性があり、諸外国ではTPMSの装着義務化が進んでいる。一方で、国内では有用性のほか認知度も低い状態にあるため、同社では乗用車用から大型車用まで、車内にいながらタイヤ各輪の状態を監視できるTPMSで、安心安全を訴求する。