トヨタ紡織は1日、アイシングループであるシロキ工業のスズキ、ダイハツ工業、マツダ向け自動車用骨格機構部品の商権を取得することで合意したと発表した。トヨタ自動車グループで、トヨタ以外のシート骨格機構部品の開発・生産機能をトヨタ紡織に集約して競争力の強化を図る。トヨタ紡織は昨年11月からシロキ工業、アイシンとシート骨格機構部品の商権移管について協議してきた。今回、トヨタ向け以外のシロキ工業の同事業をトヨタ紡織に移管することで合意した。また、生産機能についてもシロキ工業の名古屋工場(愛知県豊田市)をトヨタ紡織に移管することを検討する。時期や移管方法などの詳細は今後詰めていく。
アイシンは車体事業に関してはパワースライドドアなどを中心とするシステム商品に経営資源を集中し、シロキ工業はものづくり力を生かして新商品をスピーディに提供できる体制に特化する方針。