欧州自動車工業会(ACEA)が発表した主要18カ国の1月の乗用車の新車販売台数は前年同月比3・1%減の73万8452台で、7カ月連続でマイナスとなった。半導体不足の影響が長期化しており、販売不振につながっている。英国をはじめ非加盟国以外の欧州連合加盟国のみの乗用車販売台数も、同6・0%減の68万2596台だった。

 国別の乗用車販売台数では、域内で最大規模の市場を持つドイツが同8・5%増の18万4112台、英国が同27・5%増の11万5087台と、いずれも前年を上回った。一方で、フランスが同18・6%減の10万2899台、イタリアが同19・7%減の10万7814台とともにマイナス。

 メーカー別販売台数は、フォルクスワーゲン(VW)グループが同3・0%減の18万1768台で、シェアは24・6%となりトップを保った。ステランティスは同12・4%減の14万8560台だった。

 日本の自動車メーカーは、トヨタ自動車が同13・7%増の5万6069台、日産自動車が同19・2%減の1万4769台、マツダが同28・4%増の9210台、ホンダが同54・7%増の4922台、三菱自動車が同5・1%減の3536台となった。