ビー・エム・ダブリュー(BMWジャパン、クリスチャン・ヴィードマン社長、東京都港区)は16日、「4シリーズ」に電気自動車(EV)モデルの4ドアクーペ「i4」を追加して発売した。納車開始は3月を予定する。都内で同日、開催した発表会でヴィードマン社長は「このカテゴリーの欧州車では国内初のEVだ」と、拡販に意欲を示した。

 外観は内燃機関モデルと共通化し、通気口のないグリルやEV専用の加飾により差別化した。スペックは後輪駆動の「eドライブ40」で最高出力250㌔㍗、最大トルク430ニュートン㍍。四輪駆動のスポーツモデル「M50」は前後モーターによりシステム総合でそれぞれ、400㌔㍗、795ニュートン㍍を発揮する。いずれも83・9㌔㍗時のリチウムイオン電池を搭載し、航続距離は510~590㌔㍍(欧州仕様値)。出力150㌔㍗の急速充電に対応する。

 価格は750万~1080万円(消費税込み)。