トヨタ自動車は2月14日、3月の世界生産台数が半導体関連部品不足の影響で計画から約10万台減り、95万台程度になりそうだと発表した。国内ではレクサスを生産するトヨタ自動車九州宮田工場(福岡県宮若市)第1ラインなど最大13稼働日停止する。当初見通しからは10万台減るが、同月としては2012年の約87万台以来、過去最高の生産規模となる。22年3月期の通期生産台数は約850万台となる見通し。

3月の生産見通しは2月9日の21年4~12月期決算発表時に公表していた。減産の10万台の内訳は国内が3割、海外が7割程度となる。国内はレクサス「NX」「UX」などを生産する宮田工場第1ラインが13稼働日、「ES」「RX」を生産する第2ラインが3稼働日、「C-HR」「アクア」を生産するトヨタ自動車東日本岩手工場(岩手県金ケ崎町)は5日のみ稼働を止める。